
こんにちは!VOC事務局です。
「人手が足りないけれど、エンジニア採用は難しい」「開発案件を外注したいが、国内のベンダーは高すぎる」。そんな中、選択肢として浮上してくるのが「オフショア開発」です。けれども、初めて検討する立場に立つと、「どう進めればいいのか分からない」「文化や品質が不安」という声も少なくありません。
この記事では、オフショア開発の基本的な仕組みを押さえたうえで、どのようなステップで進めるべきかを、初めての導入を検討している方向けに丁寧に解説します。
この記事はこんな人にオススメ!
▼オフショア開発の進め方に関して、よくある疑問をまとめたFAQ記事も併せてご覧ください▼
【FAQ解説】はじめてでも安心!オフショア開発の進め方
1.オフショア開発とは?「海外に外注すること」だけじゃない

オフショア開発とは、システムやアプリの開発業務を海外の企業やチームに委託することを指します。主にベトナム、インド、フィリピンといった国が開発拠点として活用されています。
国内外注と比べてコストを抑えやすく、また現地の豊富なIT人材にアクセスできるのが大きな特徴です。ただし、単に「安くて早い」というだけではありません。日本との時差や文化の違い、言語の壁など、実際にプロジェクトを動かすうえでは独自のポイントが多く存在します。だからこそ、オフショア開発は“進め方”がとても重要になるのです。
▼オフショア開発の詳しい解説とリスクについては以下の記事で紹介しています▼
<オフショア開発とは?意味やメリットを5分で分かりやすくご紹介!>
<オフショア開発に潜む5つのリスク ~失敗しないコツを押さえよう~>
2.オフショア開発、まずはどんな準備が必要?

初めてのオフショア開発で重要なのは、「いきなり任せない」ことと「まずは社内を整える」ことです。国内の外注と違い、文化・習慣・時間帯が異なる相手と開発を進めることになるため、事前の整理が成否を分けます。
最初に取り組むべきは、自社のプロジェクトの目的や要件をできる限り明確にすることです。なぜ外注したいのか、どこまでを任せたいのか、どのくらいの予算と期間で実現したいのか。これらの情報が曖昧なままだと、コミュニケーションにズレが生じ、失敗のリスクが高まります。
また、社内側でプロジェクトをリードする体制を整えることも忘れてはなりません。相手任せにするのではなく、進行状況のチェックや仕様の確認などを適切に行う担当者を置くことで、安定したやりとりが可能になります。
3.委託先の選び方:どこに頼むかが8割を決める

オフショア開発のパートナー選定は、プロジェクト成功の8割を左右するといっても過言ではありません。単に「金額が安いから」という理由で決めるのではなく、次のような観点で選ぶことが重要です。
まず、自社の開発内容や体制に合ったスタイルを持つ企業であるか。たとえば、数名の小規模体制で素早く対応してくれるチームが必要なのか、それとも長期運用を前提にした品質管理体制が重視されるのかによって、最適な企業は変わってきます。
また、日本語での対応力も要確認ポイントです。最近では日本語が話せるBrSE(ブリッジSE)を抱える企業も増えていますが、技術力と同じくらい、「意思の疎通がどれだけスムーズにできるか」が日々の運用では重要になります。
信頼できる委託先を見つけるには、実績や紹介事例を確認したり、現地視察を通じて直接対話するのも有効です。迷ったときは、業界団体やマッチング支援サービスに相談してみるのも一つの方法です。
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以下のページから開催中のイベントをチェックしてみてくださいね!
4.契約・キックオフから開発スタートまでの流れ

パートナーが決まったら、いよいよ契約とプロジェクトの始動です。契約形態には大きく分けて「請負型(ウォーターフォール型)」と「ラボ型(専属チーム型)」があります。
初めての場合は、成果物の範囲が明確であれば請負型が安心ですが、仕様変更が多そうな案件や長期的な取り組みを想定している場合は、柔軟に対応できるラボ型の方が相性が良いケースもあります。
キックオフミーティングでは、開発メンバーの顔合わせやツールの確認、コミュニケーションルール(チャット・定例ミーティングなど)を明確にします。ここで齟齬があると、開発中に誤解や遅延を招くリスクが高まるため、丁寧な準備が欠かせません。
▼開発契約の種類については以下の記事で詳しく紹介しています▼
【外注初心者必見】開発契約の種類と選び方をわかりやすく紹介
5.日々のやりとりと品質管理、どうすればいい?

オフショア開発で最も不安が多いのが、「言ったことがちゃんと伝わるか」「品質は担保できるか」という点です。
ここで大事なのは、手戻りを防ぐための“すり合わせ”を初期にきちんと行うことです。日本では阿吽の呼吸で済んでいた指示も、オフショアではドキュメント化や明示的な確認が必須になります。
また、毎週の定例ミーティングや、進捗を可視化するツール(Redmine、Backlog、Jiraなど)の活用も、コミュニケーションの齟齬を防ぐ手段として有効です。レビューやテスト工程についても、あらかじめすり合わせておくことで、品質のブレを最小限に抑えることができます。
まとめ:小さく始めて、学びながら進める
いかがでしたか?
初めてのオフショア開発では、「いきなり全てを任せる」のではなく、「まずは小さく始める」ことを強くおすすめします。たとえば、MVP開発や特定のモジュールだけを委託して、相性や品質、やりとりの感触を確認する。そうした“お試し期間”を設けることで、より安心してステップアップしていけるようになります。
慣れてくれば、スコープを広げて本格的なラボ体制を構築したり、運用フェーズまでカバーしたりと、自社に合った活用方法が見えてくるはずです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
▼オフショア開発の進め方に関して、よくある疑問をまとめたFAQ記事も併せてご覧ください▼
【FAQ解説】はじめてでも安心!オフショア開発の進め方
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