Xin Chào(シンチャオ) こんにちは!VOC事務局です。

今回はシステム開発工程において重要となる設計フェーズについて
オフショアで品質担保するためのポイントについて解説します。
日本でも同様の事が言えるかもしれませんが、発注を出す側、
受ける側双方が気をつけるべきことについて記載しています。

・標準への準拠
前提となるのが標準を作ることですが、これがないと開発者が自由に開発
することが考えられるので、改めて設計思想や記載、資料構成ルール、設計書雛形などを
準備して品質が一定になるように意識します。
また、こういった標準があることでオフショア側も基準にそって開発を行えます。

・上流設計との整合性
要件定義書や外部設計で定めた機能を具体化、詳細化するにあたり、
機能の抜け漏れがないか機能ごとに確認する必要があります。

・他機能との整合性
設計書を分担して作成することもあり、設計書間でIDや名称に矛盾がないか、
大文字、小文字、日本語での機能名をローマ字で表すか、英語に直すかなど、
ここでもルールがないと矛盾が起こることがあります。
日本では普通こうするといった”普通”がオフショアでは普通にならないため、
意識する必要があるでしょう。

・表現/誤字脱字
長文になってしまったり、2重否定など日本人でも理解しにくい記載方法は避けた上で、
あいまいな日本語を利用しないことも重要です。受け手に解釈の余地を多くしてしまう
ほど、後の工程で期待していた成果物が出てこないことがあります。
例えば「ユーザー情報の保存機能があること」では、
どのようなユーザ情報、属性情報、タイムスタンプなどどこまでの情報を、
どのような形式で保存するのか定めておくことが必要です。
誤字脱字もオフショアが気をつけることではありますが、日本側が記載する場合でも
日本人ではこう書きたかったのだろうなと補完できることでもオフショア側では理解
できないかもしれません。

以上のように標準・ルールを作っておくことの重要性を認識して用意すること。
お互いの背景となる文化がことなるため、文書化しているものでも
あいまいな要素や受け手の解釈次第で変わる可能性がある設計書は
リスクを生みますので気をつけたいものですね。

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