
1. オフショア開発とは
オフショア開発とは、ソフトウェア開発やシステム開発を自国内ではなく、海外にある開発チームや企業に委託するビジネスモデルです。この手法はコスト削減や専門知識の獲得、リソースの効率的な活用などを目的として、多くの企業に採用されています。特に、日本では労働力不足や高い人件費の問題からオフショア開発が注目されています。
2. オフショア開発の契約書締結までの流れ
(1) 要件のヒアリングとパートナー選定
まず、開発プロジェクトの目的や要件を明確に定義します。この段階では、プロジェクトの目的を明確にし、何を達成したいのかを具体的に考えます。次に、必要な機能や性能を決定し、それらがプロジェクトの成功にどのように寄与するかを検討します。また、使用する技術やプラットフォームについても詳細に定めます。最後に、許容される費用と期限を設定し、予算とスケジュールを明確にします。これらの要件を基に、信頼性や過去の実績、技術力などを考慮して複数の候補企業をリストアップし、提案を依頼します。
(2) NDA(秘密保持契約)の締結
オフショアパートナーと詳細な情報を共有する前に、まずNDA(秘密保持契約)を締結します。NDAには、何が秘密情報とされるかを明確に定義し、秘密情報を使用する目的を明示します。また、情報を第三者に開示しない義務を規定し、守秘義務の有効期間を設定します。これにより、双方が安心して情報を共有し、プロジェクトを進めることができます。
(3) 提案書と見積書の受領
次に、パートナー候補から提案書と見積書を受領します。この段階では、提案された技術ソリューションが要件を満たしているかを詳しく検討します。また、見積もりが予算内に収まっているかを確認し、提案されたスケジュールが現実的かどうかを評価します。さらに、リスクに対する対応策が明確かどうかをチェックし、提案内容全体の妥当性を判断します。
(4) 契約条件の交渉と締結
提案書と見積書をもとに、パートナーと詳細な契約条件を交渉し合意に達した後、契約書を作成し、法務部門や弁護士によるレビューを行います。交渉の際には、契約形態として準委任契約、請負契約、ラボ契約のいずれかを選定し、支払いのタイミングと方法、納品物の期限、各当事者の責任と義務を明確にします。契約書が全ての条件を正確に反映し、各国の法的要件を満たし、リスクに対する対応策が明確に記載されていることを確認します。最終的な契約書に双方が署名・押印し、契約が正式に締結されることで、プロジェクトが正式に開始されます。契約書の一部は電子署名やデジタルサインを使用することもあり、法的に有効となります。
3. まとめ
オフショア開発の契約書締結までの流れは、プロジェクトの成功に不可欠です。最初に、明確なプロジェクト目的と要件を定義し、信頼性の高いオフショアパートナーを選定します。次に、秘密保持契約(NDA)を締結し、提案書と見積書を受け取ります。その後、契約条件を交渉し、最終的に合意した条件を盛り込んだ契約書を作成・レビューし、締結します。このプロセスを丁寧に進めることで、プロジェクトの円滑な実行と成功を確保します。
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こんにちは。VOC事務局です。
デジタル時代の到来により、さまざまな業界で急速な変革が求められています。その中でも特に注目されているのが小売業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)です。
小売DXは、最新のデジタル技術を駆使して業務プロセスを最適化し、顧客体験を革新することを目的としています。これにより、企業は競争力を高め、市場のニーズに迅速かつ柔軟に対応することが可能になります。
近年、小売DXの取り組みは急速に進展しており、従来のビジネスモデルを根本から再構築する動きが活発化しています。オンラインとオフラインの融合、ビッグデータの活用、AIによるパーソナライズされたサービスの提供など、多岐にわたるイノベーションが次々と実現されています。この記事では、小売DXの課題と解決方法について詳しく解説し、デジタル変革が小売業界にもたらす新たな可能性を探ります。
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が2023年2月に発表した「DX白書2023」によると、小売業界においてDXを実施している企業は22.6%でした。そのうち、2019年から取り組んでいる企業は3.1%であり、2020年から取り組んでいる企業は4.4%でした。この調査結果から、小売業界におけるDXへの取り組みが年々増加していることが示されています。
しかし、全体的な導入率はまだ低い状況です。小売業界におけるDXの進展が遅れている主な要因として、次のような課題が指摘されています。
1. 小売業界DXにおける課題
1.1 売上拡大の課題:オムニチャネル統合、競争激化、デジタルマーケティングの効果的な構築、消費者データの適切な活用、物流とサプライチェーンの最適化が必要な中、これらの要素を調和させながら、効果的な戦略の立案と実行が求められることです。
1.2 消費者のニーズ:例えば:オンラインとオフラインの一体化の要求があります。消費者はシームレスで一貫性のあるショッピング体験を求めています。オンラインとオフラインの販売チャネルが分断されている場合、在庫の情報、価格、プロモーションなどの一貫性がないと、顧客の期待に応えることが難しくなります。
1.3 在庫管理の課題:適切な在庫の維持は小売業者にとって重要です。在庫不足や過剰在庫はコストの増加や売上の減少につながります。効果的な在庫管理システムの導入が求められます。
1.4 労働力不足:DXを推進するためには、導入するデジタル技術やツールなどの詳しい知識を持った人材がいると心強いでしょう。しかし小売業界だけでなく、あらゆる業界でデジタル化が進み、ITの知識を持った人材は特に不足していると言われています。そのような人材の確保はなかなか難しいかもしれません。デジタル技術をうまく活用してDXを成功させるためには、外部企業をパートナーにして協力していくことも選択肢のひとつとして考えると良いでしょう。
2. 小売業界DXができること
2.1 売上拡大の課題の解決方法
小売業界における売上拡大の課題を解決するためには、総合的で戦略的なアプローチが必要です。以下は、そのための具体的な解決方法です。
まず第一に、オムニチャネル戦略の構築が重要です。これは、オンラインとオフラインの販売チャネルを一体化し、顧客がシームレスかつ一貫した体験を得られるようにするものです。店舗とウェブサイトの統合や、モバイルアプリケーションの活用など、複数のチャネルを効果的に結びつけることで、新たな顧客を引き寄せ、既存顧客との関係を深めることが可能です。
次に、データ駆動型のマーケティング戦略の展開が不可欠です。顧客の行動データや嗜好を分析し、ターゲット市場を正確に理解することで、効果的な広告やプロモーションを展開できます。また、ソーシャルメディアやインフルエンサーマーケティングを活用して、顧客との対話を促進し、ブランドの認知度を向上させることが売上を伸ばす一環となります。
さらに、在庫管理の効率化が重要です。リアルタイムな在庫管理システムの導入により、在庫の状況を正確に把握し、需要予測を行うことで、在庫コストの最適化が可能です。また、サプライチェーン全体を見渡し、効果的な調達戦略を構築することで、商品の供給がスムーズに行われ、売り逃しや在庫過剰を防ぐことができます。
最後に、顧客エクスペリエンスの向上が不可欠です。パーソナライゼーションの導入や顧客応対の向上により、顧客はより良い買い物体験を得ることができ、リピート購買の促進につながります。顧客満足度を向上させ、口コミや評判を通じてブランド価値を高めることで、持続的な売上の拡大が可能となります。
これらの手法を総合的に組み合わせ、絶え間ない市場変化に適応することで、小売業界における売上拡大の課題に対処することができます。
2.2消費者のニーズ課題の解決方法
小売業界における消費者のニーズの課題を解決するためには、顧客中心のアプローチと継続的なイノベーションが不可欠です。以下は、具体的な解決方法についての詳細な説明です。
まず、顧客のニーズを正確に理解することが重要です。これには、顧客調査やフィードバックの活用が含まれます。顧客の嗜好、購買履歴、フィードバックなどのデータを分析し、トレンドや変化を把握することで、リアルタイムで適切な対応が可能です。データ分析を通じて得られた情報は、商品・サービスの改善や新たなニーズの発見に繋がります。
次に、パーソナライゼーションを重視した販売戦略を構築することが有効です。顧客に合わせた個別化された体験を提供することで、彼らの関心や要望に即した商品・サービスを提示できます。クレジットカード履歴、オンライン行動、購買データなどの個人情報を活用して、ターゲットとなる顧客層に最適なプロモーションやキャンペーンを実施しましょう。
また、技術の活用が不可欠です。デジタル技術や人工知能(AI)を導入して、顧客とのインタラクションを向上させます。顧客サポートにおいては、チャットボットや仮想アシスタントを導入して、リアルタイムかつ効率的なサポートを提供します。また、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)を利用して、商品の試着や体験をオンラインで提供することで、顧客にリアルな感覚を提供できます。
継続的な顧客エンゲージメントも重要です。SNSやメールなどを活用して、新商品の情報や限定セール、会員特典などを顧客に提供し、積極的なコミュニケーションを図りましょう。顧客はブランドとの強い結びつきを感じることで、ロイヤルティが生まれ、リピート購買や口コミに繋がります。
最後に、持続可能性と社会的責任を考慮した戦略も注力すべきです。消費者の間で環境への配慮や社会的な課題への対応が重視されている現在、企業の価値観や取り組みが消費者の選択に影響を与えることがあります。
これらの解決方法を組み合わせ、消費者のニーズに的確に対応することで、小売業界の競争力を向上させ、顧客満足度を向上させることが可能です。
2.3在庫管理の課題の解決方法
小売業界における在庫管理の課題を解決するためには、効率的なプロセス、テクノロジーの活用、そして正確な需要予測が不可欠です。
ますます複雑化する小売市場での在庫管理の課題に対処する最初のステップは、リアルタイムでの在庫情報の確立です。オムニチャネル販売が一般的になる中で、店舗、ウェブストア、倉庫などの在庫情報を統合することが必要です。これにより、在庫の正確な位置や数量が把握でき、過剰在庫や品切れを最小限に抑えることができます。
テクノロジーの活用も不可欠です。バーコードスキャンやRFID(Radio-Frequency Identification)などの技術を使用して在庫をトラッキングし、人的ミスを軽減します。さらに、クラウドベースの在庫管理システムの導入により、リアルタイムでのデータの更新やリモートアクセスが可能となり、迅速な意思決定ができます。
効果的な需要予測は在庫管理の鍵となります。過去の売上データや市場動向の分析を基に、将来の需要を正確に予測することで、在庫を最適化し、適切なタイミングで補充を行うことができます。機械学習や人工知能を活用して、変動する需要パターンを把握し、予測精度を向上させることができます。
サプライチェーン全体を見渡し、供給ネットワークを最適化することも重要です。信頼性の高いサプライヤーとのパートナーシップを築き、物流プロセスを効率化することで、在庫の調整がスムーズに行われます。また、予防的な品切れ回避策や過剰在庫のリスク管理策も検討することで、供給と需要のバランスを保ちつつ在庫コストを最小限に抑えることが可能です。
最後に、データ分析を活用して在庫の効率性を向上させることが重要です。過去の売上データや在庫回転率、季節性などの情報を分析し、品目ごとに最適なリードタイムや再発注ポイントを設定します。これにより、在庫の適切な管理が可能となります。
これらの解決策を総合的に組み合わせ、適切なテクノロジーを導入することで、小売業界における在庫管理の課題に対処し、迅速で効果的なビジネス運営を実現することができます。
2.4労働力不足の課題を解決方法
小売業界における労働力不足の解決には、効率的な人材管理、技術の導入、働き方改革、教育・トレーニングの強化など、複合的なアプローチが求められます。
まず、人材の適切な配置とスケジュール管理が不可欠です。柔軟な労働時間制度や、従業員のスキルや強みに基づいた適切な業務の割り当てが必要です。タスクの自動化や仕事の効率化も検討し、従業員がより生産的で満足度の高い環境で働けるようにします。
次に、技術の活用が重要です。自動化、ロボティクス、AIなどのテクノロジーを導入することで、繰り返し作業や単純な業務を機械が担当し、人間の従業員は高度なスキルを要する業務に注力できるようになります。これにより、人的リソースの有効活用が可能となります。
働き方改革も一つのアプローチです。柔軟な働き方やテレワークの導入、労働時間の短縮、労働条件の改善など、従業員が働きやすい環境を提供することで、企業の魅力を向上させます。これにより、優秀な人材の獲得と定着が促進されます。
教育・トレーニングの強化も労働力不足の克服に寄与します。新しい技術や業務に対応できるスキルを持つ従業員を育成することで、業務の多様化や変化に柔軟に対応できる人材を確保できます。専門的なトレーニングプログラムや教育制度の整備が有益です。
また、従業員のワークライフバランスの重視も必要です。働き手が仕事とプライベートを両立しやすい環境を整え、従業員の健康と幸福感を向上させることで、離職率を低減し、持続的な労働力を確保します。
総合的なアプローチを取りながら、労働力不足に対処することが小売業界における健全な経営環境を築く手段となります。
3. 小売業界課題解決のメリット
1. 課題解決により、購買プロセスがスムーズで、顧客が求める商品や情報に迅速かつ正確にアクセスできるようになります。これが顧客エクスペリエンスを向上させ、快適で満足度の高いショッピング体験を提供します。
2. さらに、ビッグデータやアナリティクスを活用して、顧客の行動パターンや市場傾向を理解し、これに基づいて戦略を策定することができます。データに基づく意思決定は、より的確で効果的なビジネス戦略の構築を支援します。
3.効果的な戦略を実行することにより、企業は競争力を向上させることができます。迅速な対応や顧客に価値を提供することで、市場でのポジションを強化できます。
4.新しいビジネスモデルやサービスの創出を可能にします。技術の進歩や市場の変化に柔軟に対応し、新たな収益源を開拓することができます。
4. まとめ
小売業はかつてオフラインの店舗が主流でした。しかし、オンラインのECサイトが登場したことで、オフラインとオンラインが分断され、顧客体験をシームレスに提供することが難しくなっています。
ベトナムオフショア開発に関する会員限定資料を、当協会の無料会員向けに公開しています。
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当協会では、2024年7月18日(木)に無料ウェビナー『あなたのビジネスに合うオフショア開発企業の選び方』を開催いたします。
本ウェビナーでは、日本国内のエンジニア採用が難しく、オフショア開発を検討しているものの
「初めてのオフショア開発導入に不安がある。何からスタートすればよいかわからない」
「どこのオフショア開発を選ぶべきか、数あるオフショア企業の中から自社に合う会社を選びたい」
「ベトナムオフショア開発の動向や特徴について、まずは話を聞いてみたい」
などのお悩みをお持ちの方に向けて、オフショア開発を導入するにあたって事前に確認すべきオフショア開発会社の種類やオフショア開発企業の選定方法についてお伝えします。
また、オフショア開発で最も注目をあびているベトナムの最新オフショア開発動向や現地視察ツアーのご案内なども併せてご紹介させて頂きます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
■プログラム概要■
・ベトナムオフショア開発の最新動向
・オフショア開発会社の種類や特徴
・オフショア開発会社の選び方
・ベトナムオフショア開発視察ツアーのご紹介
・皆様からのご質問へのご回答
■開催概要
日時:2024年7月18日(木)14:00~15:00
参加費用:無料
会場:ZOOMを利用したウェブセミナー形式での開催
■お申込み
こちらよりお申込みください。
※質問事項や、当日確認したい内容のリクエストがございましたらお気軽に申し込みフォームへご記入くださいませ
=ご了承ください=
本セミナーは、オフショア開発を実施する企業様を対象としております。
大変恐縮ですが、オフショアを提供されている企業様のご参加はご遠慮ください。
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ブログを更新しました
小売業界DXとは?小売業界DXができること・問題解決メリットの解説
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Xin Chào(シンチャオ) こんにちは。VOC事務局です
オフショアってどのように体制を組めばよいの?日本から送り込む必要があるのか。
ベトナムで体制構築してもらうにしても、きちんとコミュニケーションがとれるのか。
プロジェクト体制を構築するときこんな悩みを持たれる方が多いことから、今回はいくつか
ある例から3つのパターンについてご紹介したいと思います。
①ベトナムチームへの直接指示体制

このパターンは通常イメージするパターンだと思います。ただし初めての場合はきちんとプロジェクト
計画を立ててお互い認識合わせをしておかないと立ち上がりが遅れたり、途中コミュニケーションで
苦労する場合が多いのでご注意ください。日本語可能なブリッジSEがベトナム側の体制にいるとしても、
プロジェクトの内容、今回実現したいこと、プロジェクト独特のルールなど文章にあったとしても、
どこが重要な部分で、どこが省略できるかオフショア側ではわからないものです。
きちんとプロジェクト計画書に運用ルールが定められて、それを運用できれば問題ありませんが、
そこまで準備できない場合にはご注意ください。
②日本オンサイト+オフショア体制

2つ目はオフショア企業から日本側に出張し、日本でPJについて学んでからオフショア体制を取る
ケースや、そのまま日本側に残りオフショアに指示していくパターンです。日本出張や日本滞在期間
によりコストがかかる方法ですが、後述するパターンの日本からベトナムに行く必要がないことが
メリットです。日本語可能なベトナム人が日本に行きプロジェクトのノウハウを理解し、
それをベトナムに持ち帰るないしは日本側の体制に残りベトナム側に伝えていきながら対応をする
ものです。
パターン①より費用がかかるので比較的大きいプロジェクトに有用です。
③ユーザ側SEがベトナム出張しプロジェクト立ち上げ

初回オフショアでおすすめしているのがこのパターンです。
お客様側もベトナム訪問したことがない場合には、ぜひベトナムを肌で知ってもらうためにもベトナム
出張していただき、実際にベトナムのメンバーにプロジェクトのことをレクチャーしながらすすめて
いただきます。
パターン②とは違い一人ではなく、プロジェクトメンバ全員に対してノウハウを教えることができること、
また、その場でトラブルシューティングを実施できることで、今後の課題設定やプロジェクトを進めて
いくための施策を考えて、相談し一緒に進めていきやすいことが特徴です。
いかがでしたでしょうか。
プロジェクトを開始する際に、限られた期間と予算の中で最も効果的に体制を組み立て進めていく方法
を考えることは重要です。複数のアプローチがあることを理解しておくと、選択肢が広がりますので、
今後のオフショアプロジェクトに役立てれば幸いです。
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こんにちは。VOC事務局です。
「2025年の崖」。聞いたことはあるけど、実際何が起こるの?何が問題なの?な方もいるのではないでしょうか。
こちらの記事は、2025年の崖について、ざっくり要点を掴んで、理解することを目標として書きました。
日本人エンジニア不足が深刻化する中で2025年の崖とオフショア開発は切っても切り離せない関係となっています。
それではまず、「2025年の崖」についてお話ししていきます。
「2025年の崖」は、経済産業省が2018年9月に中間取りまとめとして発表した『DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~』の中で登場した言葉です。
この言葉は企業の“デジタルシフトにおけるリスクの象徴“として注目されるようになりました。
DXの重要性に言及した同レポートでは、日系企業は今後DXを推進しなければクラウドベースのサービス開発・提供において戦えず、市場の敗者になると指摘しています。
経済産業省は、「2025年には、国内で約43万人のIT人材が不足し、老朽化したレガシーシステムの刷新に対応できず、もしDXが進まなければ、最大で年間12兆円の経済損失が生じる可能性がある」と試算しており、これを“2025年の崖”と表現し警告しました。
つまり、デジタルシフトにおけるこの膨大な経済損失リスクの象徴が、「2025年の崖」の正体です。
前述の文脈からすると、2025年の崖は「企業がなかなかDXを実現できない」という点にあると言えそうです。
ではなぜ企業がなかなかDXを実現できないのか、そこにはIT人材不足やコスト負担の問題が絡んでいます。
DX実現のためには、既存の基幹系システム(レガシーシステム)を見直して修正する必要があります。老朽化したレガシーシステムでは今後クラウド時代に発生するであろう膨大なデータ量に対応できないからです。
従来のレガシーシステムはCOBOLという古いプログラミング言語で書かれていることが多く、COBOLが分かるエンジニアの多くは2025年までに定年を迎えるため、第一線でシステムを守ってきた人材が大きく不足する懸念がされています。不足した人材をどのようにして補うのか、また人材を補いつつどの程度デジタルシフトしていくのか、企業それぞれがしっかりと向き合っていかなければなりません。
企業がレガシーシステムから脱却できないもう一つの理由として根強いのは、コスト負担が増えるという点です。

(出典:一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会 野村総合研究所 システムコンサルティング事業本部「デジタル化の取り組みに関する調査」-デジタルビジネスに関する共同調査-<デジタル化はどのように進展しているのか?>より抜粋)
これまで基幹システムを導入する場合、多くは自社で行うのではなく、ベンダーと呼ばれるシステム提供会社に任せられてきました。よってクライアントとなる企業側にはシステムに関するノウハウが蓄積されず、自社だけでの運用は難しいという状態であることが非常に多いです。刷新を進めるには、やはりベンダーを頼るしか選択肢がありません。
しかしそのベンダー企業も人材不足という状況に直面している昨今では、現在稼働しているシステムの保守、運用に人材を充てざるを得ないため、DXで活躍する人材が育たないという悪循環を生んでいます。
先ほども申し上げた通り、日本は深刻な人材不足とエンジニアリソースの価格高騰に直面しています。DX推進に取り組みたくても、そもそも人がいないという事態が起こってしまっているのです。
そこで解決できる手段が、海外の人材を活用してシステム開発を行う「オフショア開発」です。
オフショア開発が活発な発展途上国などでは若くて向上心が高い人材が多く、また国をあげてIT人材を育てています。日本人と比べて技術力やITスキルは遜色ないと言ってよいでしょう。また日本に比べて人件費も安い為、オフショア開発を活用することで若くて優秀なエンジニア人材を安価で確保することができます。
2025年の崖を乗り越える為には、自社の現状課題を棚卸し、既存システムの精査を行い、慢性的に不足するIT人材の確保をどのタイミングで行うのか、解決に向けてどんな手法を使うのか、日本の会社のみならず、オフショア開発を取り入れることも踏まえ戦略を考えていくことが重要です。
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5/23(木)に開催した一般社団法人ベトナムオフショア開発協会オンラインセミナーの開催報告を掲載しました。
投稿詳細はこちら からご確認ください。
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2024年5月23日(水)にオンラインセミナー「あなたのビジネスに合うオフショア会社の選び方」を開催いたしました。
今回のセミナーでは、
・ビジネスに合うオフショア会社の選び方
・ベトナムにおけるオフショア開発会社動向
について、事例やベトナム現地の最新情報をもとにお伝えいたしました。
ご参加の皆様からは、たくさんの質問をお寄せいただきました。
実際のオフショア開発企業に質問をするには少し気が引けるかもしれない率直な不安やお悩みもお寄せ頂き、代表理事柴田からも、具体的な数字を合わせて率直に回答をさせていただきました。
こういったやりとりからも、皆様の当協会に対する期待を強く感じることが出来、当協会としても非常に有意義な時間となりました。
今回のセミナーやアンケートで頂戴した皆様からのリクエストについては、今後のセミナー運営に活用させていただきます。
改めまして、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
VOC事務局


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企業活動のグローバル化が進む中、自社の製品やサービスを国際市場に展開することは、重要な経営戦略となっています。多言語化や現地化は課題が多く、どこから手をつけるべきかは多くの企業が直面する問題です。この記事では、国際市場での展開を考える企業に向けて、注意すべきポイントと必要な準備について解説します。
◾️国内開発システムの海外展開
日本国内の業務アプリを海外の支店で使用する際には、現地の言語や法律に合わせたローカライズが必要ですが、これには多くの課題が伴います。長期的なエンジニアの派遣、適切な人材の確保、コストとの意思疎通の困難などが挙げられます。
①グローバルとローカルのバランスの取り方
システムを設計する際には、グローバル市場で共通使用する部分と、地域特有の要件を分離することが重要です。基本的な機能は共通化し、地域ごとの言語や法規制に対応する部分は柔軟にアドオンできるように設計します。
②自社内での国際人材の育成
現地の商習慣や法規制を理解し、現地語でコミュニケーションが取れる技術者を育成することが望ましいです。
③オフショア開発の利用
オフショア開発を利用する場合、適切なプロジェクト管理ができる人材が不可欠です。開発途中での仕様の齟齬やコミュニケーションの問題を事前に解決する体制を整えることが大切です。
◾️多言語・多国籍市場での対応
海外展開後のサポート体制構築では、拠点ごとに異なる言語でのサポートが必要ですが、これが自社だけでは対応しきれないケースが多いです。
①各国ローカルITベンダーとの連携
英語や中国語などの主要言語以外の市場では、現地のITベンダーと協力し、言語や文化の壁を乗り越えるためのネットワークを構築することが重要です。
②大手外資系ITベンダーとの連携
大規模なプロジェクトや長期的な関係構築には、安定したサポート体制が期待できる大手ベンダーとのパートナーシップが有効です。
③現地市場の価格設定
国際市場における価格競争力を保持するため、地域に応じた価格設定が必要です。グローバルな市場価格を基に合理的な価格戦略を立てることが求められます。
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