
こんにちは!VOC事務局です。
オフショア開発を検討する際、多くの方が迷うのが「契約形態」の選択です。
「請負型とラボ型って何が違うの?」
「うちのケースだとどちらが向いてるの?」
「途中で変更はできるの?」
このような疑問にお応えするため、本記事では よくある質問(FAQ)形式で、オフショア開発の契約形態に関する基礎知識をわかりやすくまとめています。
▼オフショア開発の契約形態について以下の記事で詳しく解説しています▼
これだけ読めば安心!外注前に押さえたい契約形態の違い
Q1. オフショア開発における「契約形態」ってそもそも何?
A. 開発を外部に委託する際の仕事の進め方・料金体系・責任範囲を定める枠組みのことです。代表的なのは「請負型」と「ラボ型」の2種類。これにより、成果物の納品責任やマネジメントスタイル、費用の計算方法が変わります。
Q2. 「請負型」とはどんな契約形態ですか?
A. 納品物に対して対価を支払う契約形態です。要件定義・仕様書をもとに、成果物単位で外注先が開発を行い、完成後に納品します。ウォーターフォール型の開発に向いており、スコープが明確な場合に適しています。
Q3. 「ラボ型」とはどんな契約形態ですか?
A. エンジニアの稼働時間に対して対価を支払う形で、専任チームを組んで継続的に開発にあたってもらう方式です。指示や進行管理は発注側が行うことが多く、アジャイル開発や仕様変更が多いプロジェクトに向いています。
Q4. 請負型とラボ型、どちらを選べばいい?
A. 要件が固まっているかどうかが1つの判断軸です。要件が明確で、短期間・成果物ベースで依頼したいなら請負型。
一方、仕様変更が前提であったり、開発を一緒に進めていきたい場合はラボ型の方が柔軟でコントロールしやすいです。
Q5. 契約形態は途中で変更できますか?
A. ケースバイケースですが、長期の関係性を前提にした場合、最初は請負型で始めて、信頼関係が築けてからラボ型に移行する企業もあります。契約の柔軟性は相手企業の対応にもよるため、事前に確認が必要です。
Q6. 請負型とラボ型、費用はどちらが安い?
A. 一概には言えません。短期間で完結する案件なら請負型の方が安価に済む場合もあります。
しかし、継続的な開発や社内開発体制との連携が必要な場合は、ラボ型の方が結果的にコストパフォーマンスが良くなることもあります。
Q7. 他にも契約形態はありますか?
A. ベトナムでは比較的少ないですが、「混合型(ハイブリッド型)」もあります。
最初の立ち上げは請負で行い、軌道に乗ったらラボ型へ切り替えるなど、目的に応じた組み合わせも可能です。
おわりに|まずは自社に合った進め方を
契約形態の選択は、開発の進めやすさや成果の質に直結する大事な要素です。
もし迷っている場合は、「まずは小さく試す」スモールスタートの方法もあります。
たとえば、MVP開発だけを請負型で依頼して、のちにラボ型に移行するなど、柔軟に設計することが可能です。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
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これだけ読めば安心!外注前に押さえたい契約形態の違い
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